カレンダー

06 | 2009/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

プロフィール

つばきりゅう

Author:つばきりゅう
なんかその都度「?」と感じた一見関連性のない細かいことが最終的に大きな像を結ぶ。そんな観点から幸せを実現していきたいという気持ちからはじめたサイト。よろしくお願いします。

クリック募金

FC2カウンター

カテゴリー

最近のコメント

素晴らしいリンクの数々

月別アーカイブ

最近のトラックバック

2009年7月2日 ありがとう、そしてさようなら、マダム・ブンブン

パリの夏が今年は涼しくなると思いきや、暑い〜という日が続いております。
自宅に冷房というのが殆どないこちらでは、お店で涼む人がかなりいるようです。
物が売れないということで、今年の夏のバーゲンは前倒しであっさりスタート。
初日こそ人で蒸し返すようなかんじでしたが、去年にましてモノは売れません。
それでも、道行く女性達は元気です。


最近、我が家ではもろきゅうがブームになっています。
以前は自宅でガスパチョ!というのが続いていましたが、きゅうりにフランス製、正統派のマクロビメーカーのもろみ味噌を添えてアペリティフとしてだしたところ、これがフランス人にも大好評。味噌も本格派、きゅうりは毎週の市場で不恰好でも味のあるものを使っているせいか、本当に美味しい(笑)。

ちなみに、きゅうりのガスパチョということで、きゅうりとレモン汁とオリーブ油とにんにくの潰したものと食パンと塩コショウでミキサーで冷水でが〜っとすると、とびきり美味しい簡単なアペリティフになります・・・・こちらも好評なので、夏バテ対策に是非ともお試しください。(きゅうりは一人3、4本検討、あとは適当)暑いときはお水を冷たくして入れるのがコツ。

昨日、我が家に来ていた家政婦の方のお弔いのミサに出席してまいりました。一週間ほど前、友人に電話があって、日曜日の朝にご自宅で脳梗塞で倒れて意識を失い入院しましたが、5日の後にお亡くなりになったそうです。享年70歳だったそうです。

ご家族から知らせがあってほどなく、彼女の50年来の友人というもう引退された80代は半ばになるというご夫人から友人宛に電話がありました。彼女も私達と同じに、マダム・ブンブンの疲れに気がついていた人の一人でした・・・。聞けば、月〜金まで午前・午後といろいろなお宅で仕事をし、家事をし、土曜日も午前中は仕事、午後は家の買い物や仕事にプラスして、もう身体が動かないという高齢の女性のお世話をボランティアということでしていたそうです。週末は遊びに来る次女夫婦のために夕食、昼食の支度と給仕をし、日曜の午後は友人などに電話をして様子を伺い、晴れると、この80半ばのご夫人のところにやってきて、腕をとって散歩していたそうです・・・。休暇中は100歳になるという姑の世話と家事、午後にやっと海岸で1、2時間ひといきつくというかんじだったらしい・・・・あの年代のイタリアの庶民の女性というのはそういうもんなんだねぇ、でも働きすぎて身体が参っていたんだと思うと、このご夫人は涙声で話していました。

なんで、休むことなく働いたのか、どうして周りは気づいて「もういい加減にゆっくり休みなよ」といってあげなかったのか?

ミサと埋葬に友人と共に立会いましたが、彼女が全力で生きた人だということ、人のために役に立つということを自分の存在理由としていたこと・・・命を削って、燃え尽きたかのような印象を受けました。
エネルギーに満ち、ダイナミックで、活動的で、小さな棺にむけてかけられた彼女への賛辞はどれもマダム・ブンブンの異名に恥じないものでした。

ご家族は揃って「彼女は幸せだった、唐突だけれど苦しまないで逝った」と話していました・・・私は門外漢なりに、最初は複雑な気持ちでそれを聞いていました・・・

一方、生前は20年以上のつきあいとなった私の友人の幸せを喜んでいたこと、「あの家には彼女(私)が来てからいつも、た〜くさん花があるんだよ」と、元気に弾むように話されていたということでした。「最後まで、気遣い、優しくしてくださってありがとうございました」とご長女にいわれたときは、さすがに、涙が抑えられませんでした。

16歳で身重のまま実家を追い出され、異国にきて、必死に生きてきた彼女。
こんな働きづめで死んではいけないよね、と友人はポツリと話していました。

埋葬に同行することになり、(上記の)80半ばのマダム・ブンブンの親友というご夫人とお話しました。
彼女も小柄ですが、年齢に相応しい形で適度にお痩せになっていて、顔の色艶がよく、白いながらも豊かな髪が印象的でした。こんがりと日に焼けていて、皺の少ないお顔。65歳まで働きづめに働いて、「もううんざり!私は好きなことをして生きる」と引退した彼女、でも人生ではまだまだ現役で、本人にそのつもりがあるのかないのか知りませんが、同席する人達すべてを多いに楽しませます。彼女と話していると、まるきり泣き笑いというかんじで、しまいにはすっきりと墓地を去ることができました。マジックですね・・・。友人は、言葉も意識も昔と同じでしっかりしていること、なんともいえない地の明るさがあることを笑いながら話していました。なんともいえない、かわいい方です。

彼女のお陰で、救われました。

その日の夕方、暑い葬儀から戻って、帰ってシャワーを浴びてもろきゅうを食べて涼みながら、マダム・ブンブンはもしかすると幸せだったのかもしれないね、と友人と話しました。

実は、自分の幸せに命をつくした、情熱と頑張りの人生。
どうして、カトリック教会では葬儀中に、「Celebaration」(英語でCelebrations!というのもやはりお目でとうという意味です)という単語を使うのか判るような気もします。
精一杯生きた人にとっては、人生の終わりというのは祝うべきものなのかもしれません。

本当に、お疲れ様でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ほのかに白粉の匂い―新・女が愛に生きるとき (講談社文庫)ほのかに白粉の匂い―新・女が愛に生きるとき (講談社文庫)
(1990/09)
田辺 聖子

商品詳細を見る




2009年6月22日 本物の顔・・・



パリでは最近、朝は素晴らしい太陽の光を冷たい空気とともによろこび、午後には雲の多い肌寒さと気まぐれに入る明るい陽光が交互に繰り返されるという、不安定な天気が続いています。
おそらく、今年の夏のパリは涼しくなるようなかんじがします。

上の写真はリュクサンブール公園にど〜んとあらわれた巨大な黄金の顔。
顔とえば、テレビや雑誌や映画に出て来る人達の顔や体が今では男女共に美容整形やCG修正で処理されているので、メディアでみるものは全部「まやかし」だという印象が益々強くなるわけですが、不快感や嘲笑といったものをはらってみると、実際、人間の顔というのはいろんなことを語らずして語るなどとおもえてきます。

確かに、若く美しくいたいというのは、誰もがもつ夢なのかもしれませんが、かえって形を是が非でも整えたいというその内面の(もしかすると本人も気がつかないでいる)「あせり」とか「絶望」とか、不自然なものが全てそのままあらわれているかんじの世の中・・・・

実際、目が慣れてくると、「作り物」というのはわかってしまうもので、そういう「人工美」にどっぷりつかった世界の人達が生きている地獄を想像してしまったりして・・・。

かとおもえば、「美」を否定して、簡素で精神性を体現したかにみえる有名人、そういった「コンセプト」でプレゼンテーションしているというだけで、実はそういう「なり」で世の中の目をくらましているにすぎない場合も多い。美でも権力でも名声でも精神世界でもなんでも「陶酔」してはいけないということなんでしょうね、どうしてもこの世で生きるからには形から入るので、そういった意味でも「みかけ」にはあらゆる意味で割り切って対処し、左右されない目をもつことが大切だということらしいです。

いずれにしても、メディアによる世の中といのがいかに不自然に作り上げられたものか、登場人物の姿をみてもわかります。今や「有名人」といわれる人ばかりではなく、一般の男女もつったり、はったり・・・・自前の劇場に生きる人は通りにも溢れています・・・。所詮、メディアは大衆に向けられたもの、「大衆」とひとからげに扱われること自体に「むっ」とする人が増えてきたのは、ごく当然のことなんだろうとおもいますが、まだそういった「大衆むけ素晴らしい価値」というのを本物と信じて努力奮闘している人も多くいるようです。

そういえば、先週、久〜しぶりに「風と共に去りぬ」という映画をみました。
アメリカという国が今の有様のかけらもうかがわせなかったときの映画・・・、両親やそれ以前の世界中の人々を魅了した名作・・・・。確かに、素晴らしい映画ですが、子供の頃にテレビで観た時とは全然別の感想をもち、悲しい気持ちがしましたが、同時にCGなんたらという技術がなかったせいか、やはり本物の見ごたえがありました。

確かに、映画なんかを最近よくみても思うのですが、現在の素晴らしい高画像に比べれば地味でも、本物はいいもんです・・・一昔前の映画を懐かしむとかいうんではなく、特殊な技術がない分、ほかのものが優れていた・・・。演出や役者に芸とか秀でた「魅力」がなければ作品として認められる由がなかったからでしょう。

一方、CGなどの特殊技術はいくら精巧につくっても「よくできているなぁ」レベルで、深い感動までは呼ばないし、拝みたくなるような崇高さなんてない。

美容にたとえれば整形、スポーツにたとえればドピング、食にたとえれば人口調味料や冷凍食品、というかんじで、人間が感性や鍛錬や洗練で高めてきた文化の厚みが極端に薄くなったのも、ここ10年くらいの話。

というわけで、最近、世の中にでてくるものや人が不自然に「凄」かったりすればするほど、逆に「粗末」と思ったりすることが多かったり、なんの芸もないものが素朴だともてはやされたりして、世にあった価値が全部がらくたで押し流されてきたかんじもします・・・。

要はどちらにしても見た目で安直に判断して考えない人が多い世相があらわれているだけ・・・・だったりして。そういえば、小津氏の映画をみていたら、「テレビは一億総白痴化するから、あんなものみない」とかいう台詞がありましたが、もしかすると、あれって本当だったんでしょうね。

テレビという時代は感性の鋭い人にとっては終わり(始まってもいなかった人もいるんでしょうが)、そういう人にとってもインターネットは不可欠となりました。インターネットをどのように使おうが、ある程度まではその人なりのレベルでしか使いこなせないメディアなんでしょうから、今後これがどうなるか、参加者の一人としてみきわめていきたいと思ったりします。

それにしても、この銅像、なんでこんなものを・・・と最初は思ったのですが、よくみると力強く、素直で、そして美しいとおもえてきた・・・?、鰯の頭も信心なのか、それとも本当にいい顔してんのか?芸術の世界というのも実はわからない部分が多いものです。

これは自論ですが、精神が健康であれば自然と肉体が健康であるようにと注意するものです。それが今の世の中では、「どのようにものを食べるか?」ということに現れると思います。肥満をはじめとして、エネルギーのない身体、逆にエネルギー過多の身体をしている人がびっくりするほど増えた世の中・・・当座は良質の水と(空気もですが)野菜をいかに確保できるかというのがこれからの人生を幸せに生き抜く鍵だと私はおもいますし、それが「顔」にあらわれてくるとも思ったりして・・・。

メディアがどうあれ、流行がどうあれ、食というのは基本ですものね。

というわけで、芸術というのは魂の糧。
今回は本物だと何度みてもうなる、作り手の職人、芸術家としての心意気に感嘆してしまうような映画をいくつかご紹介します。

バリー・リンドン [DVD]バリー・リンドン [DVD]
(2008/09/10)
ライアン・オニールマリサ・ベレンソン

商品詳細を見る


1900 [DVD] [Import]1900 [DVD] [Import]
(2006/12/05)
Robert De NiroG醇Prard Depardieu

商品詳細を見る


家族の肖像 デジタル・リマスター 無修正完全版 [DVD]家族の肖像 デジタル・リマスター 無修正完全版 [DVD]
(2006/08/26)
バート・ランカスターシルヴァーナ・マンガーノ

商品詳細を見る


ファニーとアレクサンデル [DVD]ファニーとアレクサンデル [DVD]
(2000/12/21)
グン・ヴォールグレーン

商品詳細を見る


道 [DVD]道 [DVD]
(2002/04/25)
ジュリエッタ・マシーナアンソニー・クイン

商品詳細を見る

2009年6月14日 オンライン・ギャラリー開設のお知らせ



パリは初夏の心地よさ一杯の週末となりました。
お昼ごはんの後に、リュクサンブール公園を散歩すれば、たくさんの人がの〜んびりと季節を楽しんでいました。

なかなか開設できないでいた、オンライン・ギャラリーを今回(まだ試作の段階ですが)アップしてみました。今年中にはドメインをあらたに取得して開設する予定ですが、現在のところはこちらのアドレスにありますので、アートの好きな方は遊びに来てください。

http://baresparis.web.fc2.com/index.html

日本の国旗がありますので、それをクリックしてください。

今回開設したサイトでは、パリのサンジェルマン・デ・プレで20年以上営業している信用ある画廊からリトグラフをご紹介しています。尚、こちらで紹介するものは、きちんとしたアトリエで作成されて、全て作家自身が直筆のサインをしてあるものです。一時、巷でよくみかけた写真や印刷の複製というのとは違うものです。

パリのマティニヨンとかサンジェルマンの画廊というと、敷居が高いとか、普通には買えないような作品だと敬遠されがちですが、そういうものばかりではありません。

個人的には、有名な絵や作家のものを持っているということが嬉しいというトレンドはもう終わり、自分の波長にあう「芸術」を生活にとりいれて感性を豊かにすることで自分の幅を広げていくような人が増えていくのだろうとおもいます。

一方、世界で多くの人に愛される作家が生んだ作品は、もしかするとそれぞれが窓のような働きをしていて、その絵を見る人を宇宙のどこかで一点に繋いでいるのではないかと思ったりします・・・。同じイメージに心や魂を揺さぶられる人が、地球上にたくさんいるんだなぁ・・・・と想像してみるのもいいもんです。そういう意味では、世の中で人気のある作家の作品を飾る(ただし、自分の好みにあう)というのは面白いです。

徐々に内容も増やしていきますので、お楽しみに。

2009年6月5日 お祓いの話



リンク先のパンドラに「蜘蛛女」というエピソードが載っていました。
私もおんなじようなもんをみたなぁと思い出し、面白い(ちょっと怖いけど)ので話として載せてみます。

実は、私達はしらない間に人のうらみやねたみを買っていて、非常に怖いことだなぁというほんの一例なんですが。

数年前のこと、ブラジルの友人が公私ともにトラブルが続いておかしいなぁと言っていました。当時、その友人は仕事でも頂点を極めたかのような活躍ぶり、結婚相手との新しい関係も良好、収入も増えて、すべてにおいて強気で「ゴー!ゴー!」にみえた状態でした。一方、仕事先で変なかんじのする人達がいる・・・おそらく彼らがなにか「魔術」で呪いをかけているに違いないという直感がはたらいたそう。

ブラジルという国は感情や念というものが強い人が多く、アフリカのブードゥー教が根強く生きていることもあり、自然と近いことから霊感のある人も多く、何より呪術や占いなどが庶民の楽しみというかよりどころとなっています・・・。庶民の間では熱狂的な信仰やこういったはたからみると黒魔術的なものにはまることで救いをもとめている部分が大きいみたい。幽界みたいなところいうこともできますね。

裕福な層にいたっても、占いや呪術などは当然のごとく浸透していて、否定する人もいますがたいていはいくつかそういったことを営むいきつけの場所があるようです・・・。

友人は当時、3人の霊能師にみてもらっていました。
話をよくきいてみると、そのうちの一人によると、彼女の直感は正しく、オフィスの同僚とその部下が3人で結託して彼女の業績を横取りしようと画策、そのたびに彼女に阻止されてきたので、今度は恐ろしい黒魔術の専門家に頼んで強力な呪いをかけているとことでした。その3人の特徴や仕事の状況などをずばりと見抜き、また他の部分でも驚くほど透視力があったということで、友人は彼女の指示でお祓いをすることにしたそうです。これはかなり本格的な呪術です・・・呪いを解くというもので、日本でいう「お祓い」みたいなもんですが、それが成功すれば呪いをかけたというか依頼した本人達にそのまま黒いエネルギーが帰っていきます。

友人は指示通り、ある一定の期間、ある儀式を行いました。
すると、彼女をのろったといわれる3人のうちの2人、首謀者の部下である女性2人が、友人とは関係ない件でミスがでてまずは解雇になりました。そして、首謀者の男性であり友人を蹴落とそうと強い呪いをかけていた相手は交通事故に遭い亡くなりました・・・・・人を呪わば穴2つ・・・・この場合は実際3つ・・・。これには当事者の友人も「ぞっ」としたそうです。「のろいがえし」というのは怖いです。

彼らのいる境遇は社会的に恵まれていて、知的な職種です・・・それでも、こういうことは日常茶飯事という・・人の恨みねたみがそれぞれを襲うというか・・・他にも黒魔術をかけていた奥さんの旦那さんが若いのに死んでしまったとか、いろんな話を知っています・・・

ちなみに、友人のかかった霊能師は白魔術系統のようなので、その時ブラジルにいた私は、無理をいってその人に会わせてもらうことにしました・・・。3時間以上にわたっていろいろな話をしてくれましたが、丁度その日は私がフランスに帰る2日前ということで、霊能師の提案する「お祓い」の儀式を準備する時間がありませんでした。霊能師の方によると、いろいろあるなかでも男女問わず、無数の「黄金の目」をした人物が私の周りをぐるりととりまいていたということが印象的でした。「黄金の目」というのはポルトガル語では「嫉妬の目」という意味です・・・ねたみそねみを山ほど買っていたということで、それを綺麗に祓うことで、それまで滞っていたたくさんの幸せがどんどん入ってくるよということでした。

霊能師の人に帰国しなくてはいけない事情を話すと、「これだけ数があると自分でできるかどうかはわからないけれど、出来ることはやってみましょう」といい、フランスの薬草学ではみたこともないようなハーブの一覧表をくれました。それとなんでもいいから自分の好きな神様や聖人の援助を求め感謝する言葉を2つ用意しろといわれました・・・・あとは蝋燭などの備品のリストを用意してくれて、詳しい説明をくれました。

ブラジルのサンパウロにはリベルダージといって、日本人街としてしられる繁華街があるのですが、その中心にある場所に古ぼけた教会があります。そこにはいつも黒人の女性がたくさんいるのですが、実際、何をしているのかは知りませんでした・・・実は、彼女達はこの分野の専門家。

そのうちの一人と目がって、目くばせると手ごたえがある(ブラジルではこの感覚がコミュニケーションで必須)人にこのハーブを全てそろえたいといって、リストを渡すと、いろいろな人におそらくはアフリカの言葉で話して、瞬く間にハーブを全てそろえて、きちんと説明をしてくれました。彼女達自身も呪術や占いをするようでした。

さて、フランスに戻り、満月の日から一週間おきに、「お祓い」の儀式をはじめました。
間違えては効果がないということで、かなり大変な作業でしたが、毎回儀式を終えて、使用した蝋燭の炎をみつめていると、いろんなものが額の裏というか頭の先というか、どこだかわからないけど、みえます。一週目は顔が人間で体が蜘蛛、あきらかに私に悪意がある表情で意味深長な笑みをむかえています・・あるときは紫色の髪の長い男性の呪術師がかまでなにかを煮ていたり、あるときは邪悪な顔つきをした巫女さんの姿をした人がでてきたり、あるときは子供のときに悪夢でうなされたあるものがでてきて空に消えていったり・・・・本当に、目に見えない変なものがまとわりついてのだろうかと、驚愕していました。その状況で見えるもの全てがいいかんじがしないものだったからです。

儀式をしている間、毎回、ブラジルまで電話をするようにいわれました。
私と電話をすることで、私の状況がわかるので、いいというとこまで続けて欲しいと毅然とした声でいわれました・・・・

その間、日常の生活でもいろいろ変なことがおきました。
この儀式をはじめて2週間くらいして、ある男性に街中で会いました。
パリで声をかけてくる男性は、無視してもいい場合が9割りですが、その人は知的でスマートでそして何より真剣に結婚を申しこんできました・・・母親にも紹介したりして。「はっ?」と、まるで漫画のような展開だと思いながら、様子をみることにしようと思いました。

その次の儀式が終わり、霊能師に電話をかけると、「誰かとあってますか?」というので、「はい」というと、「名前は?」というので、名前をいうと、突然かみなりのような勢いで「何もしなさんな!それは駄目だ!」と言われました。「罠だ」というのです。

とりあえず、毎回変なものばかりみるし、霊能師の人柄を信頼していましたので、そのいいつけをまもることにしたのです・・・・。毎日お茶を飲む約束をしていたその男性に会いに、電話をしたあくる日も昼過ぎに家をでました。なにか思い当たることがあって近所の教会にでかけました・・・いつもは締まっている時間帯なのに開いていた。その教会には、そもそもその霊能師を教えてくれた友人が愛してやまないというカトリックの聖人「聖テレーザ」が祀られていて、私はたまに彼女に挨拶にいっていたのです・・・・その日、「ご加護をありがとうございます」といって待ち合わせの喫茶店にでかけました。

湿度の高い暑い日でした、いつもより30分くらい遅れて到着した私を待ちながら相手の人は冷たいビールを飲んでいたらしいのですが、そのせいか、多少様子が変でした・・・。それから3時間以上、私はその人の愚痴や人生についてのいろいろな真実をきかされることになりました。

それまでのスマートで知的でひょうきんで、ハンサムで、国際的に活躍するキャリア云々・・・・それらで塗り固められた「像」がすべてひっくり返るような私にとってはおそろしいようなことが判明しました。

「罠だ」といわれたわけがわかりました。
表情を変えずににこやかに「日本に行くことになるので、おそらくはもう会えない」といいそそくさと、不機嫌な相手をおいて帰ってきました。その後、1年以上、携帯電話に連絡がありましたが、取り合いませんでした・・・・実際には得たいの知れない相手に住所もフルネームも教えてはいなかったので、面倒がさけられました。

2ヶ月くらいお祓いを続けたころ、ハーブがもうなくなることに気がつきました。
霊能師の方にそれをいうと、「まだ続けないといけないのに・・・」といわれましたが、なにせ、入手不可能なものが殆どですから・・・・というわけで、日本に帰って生まれてはじめて、神様の前で深々と頭をさげてかしこまってお祓いをうけることにしました。

日本に帰るまでの間、不思議なことが続きました。
キッチンに夜にグラスものをおいておくと、朝にヒビが入るのです。
最初は気にしませんでしたが、それが3回続いたとき、これは邪魔が入っていると思ったものです。
しかし、もう神様のことを真面目に考えていた時点で、ご加護をいただいていたのだと思います、心配はしませんでしたが、このままではいけないと思ったのです。

日本に無事に帰り、事情をよく知っている友人のもとに遊びにでかけました。
翌日お祓いにいくという日でした。
無事にお祓いをすませて、彼女に電話をすると、「気にするとおもっていわなかったけれど、あなたが帰った後、あなたの使ったテーブルの上にあったグラスの底がヒビ割れていたので心配だった・・・」といわれました。

実は、それから毎年、日本に帰るたびに神社にお礼のお参りにあがるようになり、風水や方位などに気をつけるようになったのですが、実はそれと同時にそれよりもしかすると大切なことが、人のうらみを買わないようにするということなんだろうと思うようになりました。

面倒なのは、妬んだり、ひがんだり、逆恨みしたりする人は、自分が気をつけてもいるということなんですが、それでもやはり日常気をつけることによって、性質のいい人達やものや場所と出会い、関わことができるようです。

まだまだ勉強中ですが、人の念というのはおそろしいと同時に、これをある程度強くして遣いこなすことにより自分やまわりを守ることも可能だと思うようになりました。

ただし、呪術やおまじないなどに頼ると、ミイラとりがミイラになってしまうようですが・・・。
要は、健全に幸せに自分の人生を生き抜くことに自分を尽くせばいいわけなんでしょう。
ただ、オカルトというか、こういうのはたまにするには面白い(笑)もんです。

ちょっと、オカルトちっくな、本当にあった身近な話です。
「情けは人のためならず」、ここでもこの言葉が生きてきます。

呪いの除け方―知らずにしているこんな不作法呪いの除け方―知らずにしているこんな不作法
(2009/02)
川井 春水

商品詳細を見る

2009年6月1日 晴天の霹靂



6月1日はフランスでは祝日、とはいえ最近は結構お店が空いていたりします。
パリは雲こそ多いけど、すっかり夏の雲。

青い空に、お昼すぎはヴァカンスで人が少ないといわれる今週もテラスには鈴なりの人が、サングラスで日光浴を楽しんでいます。

大好きなレストランに早めのお昼にでかけ、美味しい食事に話も弾む・・・あ〜だこうだと話ていると、急に友人が「しっ!」と唇に指をあててみせる。「?」と思い口をつぐんでひとしきり友人をみると、向かいのテーブルのほうをさりげなく指差している・・・・。向かいのテーブルの手前には一人背をむけた男性、そしてその向かいにはめがねをかけた中年の男性・・・携帯で小声で話しをしている・・・どこかでみたことがあるような人。

「あの向かいのテーブルのこちらをみて座っている人は政治家らしいんだけど・・・、誰かが彼の携帯に電話をしていて、どこかで飛行機が墜落して相当な数の人が乗っていたらしい・・・」という。「えっ?」とびっくりする私に声を落として、「判らないけど、かなり大きな事故らしい」。

その後、なんかひっかかるなぁなどとおもいながら、美味しいデザートで食事をしめて、笑いながらお店を後にし、空をみあげると、夏〜っというような空・・・・。公園の芝生には日光浴をする人が溢れていて、のどかな光景。

その日の夕方から今朝までニュースはエールフランスの477便、リオデジャネイロ発パリ行きのエアバスA330型機が行方不明になったというニュースでもちきり。

乗員乗客228名が搭乗リストに載っていたといいます。大半がブラジル人でフランス人も60名以上、中国やリビア、ロシア人など合計22国籍の人がいたといいます。(おそらくは)大西洋沖で消息をたち、墜落したとおもわれます。当初は悪天候のため落雷にうたれたかというひともいましたが、ご存知の方も多い通り、飛行機は落雷に打たれて落ちるということはないようにできています。
ちなみにこのA330はかなり安全面でも信頼性の高い機種だといいます・・・。

ブラジルとフランスということで、縁の深い国を結ぶたいてい利用しているエアラインの事故。自分が乗っていても
昨日の晩から進展しない情勢をテレビでみながら、かなり落ち込んでしまいました。

不思議な事故、事件、いろんなことが起きていますが、これからもこういった一連の出来事には注意が必要だとおもいます。どういう風に気をつけるか?感覚を磨きつつ、運のいいひとになるということですが、やはり目にみえない力、存在というのをこういう事件を目のあたりにするたびにかんじてしまいます。何が明暗を分けるのか、いざとなるとみなわからないのではないでしょうか?悔いなく生きるということ以外、わからない。

なんだか、この日のパリの空とても青かったので、なおさら機上にあられた方のことを考えるとやるせなくなりました。


| ホーム |


 BLOG TOP  » NEXT PAGE