早朝、6時前に音をたてずにそっとベッドを抜け出して、この不思議な
井戸、Chalice Wellの水を汲みにいきます。
井戸の手前に、水を汲む場所があります。
ヒイラギのふもとで常に水をサーヴするライオン君に挨拶してこのマジック
ウォーターを頂く。

この水は別名、「赤い水」ともいわれるほど鉄分を多く含んでいて、鉄サビ
のような味がします。キリストの血を受けた聖杯を沈めたという言い伝えの
ある井戸から湧き出ているため、キリストの血の水だという人もいます。
この水はホメオパシーのレメディーやフラワーエッセンスなどのようなエ
リクシールにも使われ、Subtleなエネルギー効果による精神的な治療は
勿論、実際に喘息などの治療効果もあるといわれています。
イギリス人のここの常連でさえもこの水はたくさん飲めないという人がいる
のですが、不思議と私はこの水が美味しくて、滞在中は一日に2リットル
は飲んでいます。ちなみに、水道水もここはなかなか美味しいと思いまし
た。
午前中は、ゆっくりと朝風呂を頂いてから地元でとれた果物をどっさり朝食
に頂き(馬かウサギを群れで買っているようだといわれます)、朝露が残る
芝にしっかりと裸足の足をつけたり石畳の砂利に飛び上がったりして、
1時間ほどぐるぐると歩いてみました。(ミミズが指の間から出てこなくてよかった)

昨日のブログで書いた画家のパムの絵を思い出すような花達。
海中で遭遇した銀の体を光らせておよぐ細かい魚の群れにも似ている。
ここのミステリーのひとつが、ここにいると絶対に虫に食われないのです。
私自身、食事を変えてから殆ど、虫に食われなくなりました。
それは、血液の質が変わったかららしいのですが。
ただ、ここにはありとあらゆる虫がいるんですが、私だけではなく、みんな
に無害のようなんですわ。
この庭の要である井戸は上のライオンの写真の奥にあるのですが、ここは
それこそ世界中から悩みや苦しみや「どうしても願いを叶えたい」という強い
念をもった人達が祈ったり、瞑想したりしにくるところです。
よくそういう場所って、そういう人の念が残っていたり、変なかんじがするとこ
ろが多いのですが、不思議なことにこの井戸は違うんですね・・・・静かで
穏やかだけど、そういうものを優しく流してしまようなパワーがあるみたい・・・
それだけ強い思い込みや念がある状態自体、ある意味、逆に癒す必要が
あるんだろうなぁと思い当たってしまいます。
誰もいないときを見計らって、井戸の縁で寛いでいると、一匹の蜂が・・・・
私は蜂と猫に何故か異様に好かれるんですが・・・・
この蜂、不思議な奴で、目はアブみたいなんですがあんなに醜くなく、体
はレモン色と茶色の縞々なんですが、蜜蜂のように胴体がわかれていない
んです・・・・なんか可愛いの。
ここにいると、まるで鳥や虫がスローモーションで動くみたいなんです。
羽がブンブン震えて手足(?)をだら〜んとしたまま、宙にういてやんの、
こいつ。(笑)肩にとまったり、居なくなったかな?と思ったら、頭にとまって
いるよ、と言われ、耳のあたりにまとわりついたり(耳に入ったら大変だ)
して、20分以上くっついていました。
「あんた何?」と言っても、ぶ〜んと羽音をたてて、肩口あたりにただよっ
ている。不思議なことに、その蜂がとんでいたあたり、後で軽く痺れて、
こちらに来て以来、なぜか軽く痛みをかんじていた頭とひじの部分が
なんともなくなったようです・・・・あれは天使だったのか?(笑)
他にもこういう小さな面白いことがよく起こります。
小さな命のおかげで、すっかり、優しい気持ちで一杯になりますよ。(笑)
この場所と小さな通りをはさんだところに、ある奇妙な場所があります。
そこにはコンクリートの建物があって、いつもバックパッカーやヒッピー
のような、「アウトサイダー」系の人達がたむろしています。
あまり近づかないようにしていたのですが、今回はそちらに行ってみました。
なぜなら、そこには「白い水」と呼ばれる湧き水がでているのです。
ここには古くからいろんな地質学者なども調査に入っているそうなのですが、
前述の赤い水とそちらの白い水というのは非常にミステリアスなのだそう。
殆ど、目と鼻の先にあるのに、まるきり成分というか特徴が違う水が出て
いるのです。白い水のほうはカルシウム分がとても豊富なんだそうで、これ
もある種治療効果があるんだそうです。
この白い水というのは、これもまたスピリチュアル好きにはたまらないという
小高い丘の根元から出ています。以前にこちらでも写真をアップしましたが、
これは2年前のもの。今回も上りましたが、前回はカメラと携帯が突然壊れて
しまった(聖地関連によくいかれる方はご存知の通り、電気的な強い作用で
こういう機器がこわれてしまうことがよくあります)ので、そちらで今回は写真
はとりませんでしたけど、頂上はこんなかんじです。

で、東洋的にいうと、これって元来は陰と陽(白い水と赤い水)なんではないか
と思えますよね・・・・・。例えば、赤い水の井戸のほうは世に認知されていて、
きちんと保護管理されていてある意味、正統派の聖地。一方、白い水のほうは
ヒッピーとかサブカルチャーなイメージが強い聖地。
日中に行くとそこには観光客が水筒をもって結構きていました。(安心)
コンクリートの壁から無愛想にホースがでていて、そこから水が出ている。
おそらくはこれがあの白い水。さっそく、私も半分赤い水が入ったマイボトル
にこの白い水を汲みました。そして、シェイクしてのんでみる。
ちょっとサビの味がまろやかになったような、色もちょっとにごったような・・
ドアのないこのコンクリートの建物の中は本当に、真っ暗。ろうそくの明かりが
あちこちにみえます。中に入ると、お香の香りが四方から漂ってきます。
すると、なんとなくインド好きっぽいかんじのイギリス人女性が2人、手をつな
いで大きな声で歌をうたいながらやってきて、ある壁にむかってたたえるような
しぐさをしています。本当に、真っ暗でなにがなんだかわかりませんが、その
壁にむかってシャッターを切りました。すると、びっくり。

こんなに美しい絵がかかっていました。
2人の女性はブリジットという女性神をたたえるような歌をうたっていました。
命の源である炎の強さ、この神は火の神様らしいのです。
歌も素晴らしいので、拍手などをしてお礼をいうと、すっかり気をよくした
彼女達、素直についていってみると、この絵の向かいにはちょっと怖い
かんじの石の祭壇がありました。
よく、ブラジルなどでみるブードゥーとキリスト教がまじったかんじのも
のです・・・・
このあたりになると入り口から光が差し込み、ろうそくの光も手伝って中
の様子がよくわかります。想像に反して、とても綺麗に掃き清められて
とても大切にされている場所のようでした。ここでは、夜な夜な、バック
パッカー達が歌をうたっているようです・・・歓声が聞こえたりします。
なんか、シェイクスピアの真夏の夜の夢を連想してしまいそうな空間・・・・
夥しい数の蝋燭、こちらはこちらで本当に自治的な管理があるすごい
ところです。
この丘、見かけによらず、実は人工のものだそうです。
古代人が蛇がとくろをまいたような巨大な建造物をたてたのですが、
それがこの丘だとか。
赤い水と白い水というのは、実は単に雨水が地下にたまったものが
湧き出たというのではなく、この丘の内部にある貯水システムのよう
な部分から出ている、古代の叡智による聖水なのだという説が、ここ
の地を知る人のいわば通説になっている感があります。
さて、お昼を軽くすませてまた庭に戻ることにして、お気に入りのベ
ンチがあるのでそちらで読書でも。すると、組んだ足のつま先に重
みが・・・ふとみると、Thrushとこちらでは呼ばれる茶色っぽいツグミ
が私の足先にとまっています。みると、私の周りには何匹もこれの
仲間やBlackbirdと呼ばれる、これもまたツグミの一種ですが黒く
てくちばしが鮮やかなオレンジから黄色をしているものが集まって
きています。
「あらぁ」といって驚いていると、生意気にも(?)はずみをつけて私
のつま先から飛び立って行きました。彼らは両方ともHolly(ひいら
ぎ)の実が大好物の、ヨーロッパでは一般的にみられる鳥達です。
赤い水と白い水が私の中で混ざって、鳥達をひきつけるパワーが
出たのかもしれません。(笑)
のどかなスピリチュアル探索です。

それにしても、お水も美味しいのがありますけど、イギリスはどう
してこう、お茶が美味しいのでしょうか?花や木や太陽や月や鳥
や虫たちに耳をかたむけながら、頂くお茶は格別です。(笑)
そういえば、自然の声をキャッチすることのできる人はブラジルに多い
ような気がしてます。
これは日本人の方でいまでもあるサンパウロにあるコミュニティーを
支援している方の体験記です。私も次回は、見学にいってみたいと
おもっています。なかなか面白い本ですよ。
こちらに到着して井戸に出かけると、真っ先に私の目にとびこんできたのは
何十本もの色とりどりのリボンでした・・・・ ブラジル人の軍団があの有名
なボンフィンやバイアの教会のリボン(手首に願いごとをしてむすんで、それ
が自然に切れたらかなうというおまじない)を井戸のまわりの木に結んでい
ったのです。なんだか、本当、個人的に不思議なめぐりあわせの多い旅でした。