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なんかその都度「?」と感じた一見関連性のない細かいことが最終的に大きな像を結ぶ。そんな観点から幸せを実現していきたいという気持ちからはじめたサイト。よろしくお願いします。

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2008年8月9日 ヴァカンス前夜のパリ

パリのサンスュルピス教会近くにあるハンガリー文化会館の前の女の子の銅像。
とても人気がある模様。等身大で、とっても身近なかんじのせいかもしれません・・・帽子が素敵。


さて、いよいよフランスもヴァカンスシーズンのピークにさしかかってまいりました。(笑)
今まで、ヴァカンスに出ていなかった人も、今週末、来週のはじめからど〜っとでかけます。
8月15日はキリストの昇天祭、すなわち復活祭から40日目にあたります。
この前後はもうそれこそ、「休むもん」だということになっていますが、勿論、働いている人もいます。


リュクサンブール公園の昼下がり・・・・人が少ないです、いつもよりずっと。

私は仕事の可能性がぱ〜んと飛んでしまったので、明日から急遽、一週間の予定でヴァカンスにでることにしました。国鉄のチケットショップにいくと、そこには人の汗などでむせかえるよう・・・まるでマラソンのように3人の男性がそれこそ力技でお客をこなしているかんじでした・・・

フランス人はラテン民族のなかでも保険とか、用心とかが好きな国民なのですが、同時にいきなり行動するところもあります。たいていは、チケットも2ヶ月前くらいに予約して発券していれば、一等車でかなりお安くいけたりすることがあるのですが、勿論、合理主義のしっかり屋のフランス人の多くが自腹で旅行するときはこういうシステムを利用します。ただ、日本のお盆やお正月のようなもので、この時期は節約云々より、「旬」もしくは「時価的」な価格でも間際にチケットを買いに来るひとが多いです・・・今週末はハイシーズン中のハイシーズン。値段もともかく人気のある方面だと空きがあるかどうかがおぼつかない・・・私のような人は世の中に一杯いるんですね・・・(笑)。
一等車はそもそも空きがなかったので、断念しましたが全席指定なので普通で充分!とりあえずGetしました・・・・

自分ではそう思っていなかったのですが、なんだか疲れているのかもしれない・・・・ような気がして、(笑)もう暫く海にも入っていないし、Eresの水着も着たいし・・・ヴァカンスに行くとなるともうテンションがあがります・・・子供のように嬉しいもんなんですね・・・我ながら現金。夏は身軽でいいですね、荷物も軽くてすみます。地図で方位を測ると、最終目的地は南東の方位。
3種類の本をみても南東は私にとって今月はGoodの方角なので、迷わずに楽しんでまいります。

明日はParis Matchでも買って列車にゆられていきましょう!
たまにはおもいきっり、久しぶりにちょっとミーハーですが旬なことをするのもいいかもしれません。
実は、去年はニースの海岸で火ぶくれになって大騒ぎになり、今回、フランスで海水につかるのは初めてなんです。日焼け止めをわすれないようにしなくては・・・
みなさまも、よい一週間を!

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(2008/07/09)
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2008年8月8日 映画紹介、女性にみて欲しいきわどい作品

引き続き、「浄化」のような天気が続くパリ。
お陰様で、しのぎやすいです。
朝にはちらりと太陽が顔を出して、ひんやりとして心地よい。



ここのところ、夏休みの誘いも断りながら半月くらい仕事の準備をしていたのに、今日は全て「ぱ〜ん」と弾けてしまいました・・・・・どうしてなのか判らないかんじ。私は「どうしてなのか判らない」ということが良くも悪くも多い人で、具体的なことについての考えはたいていきちんとしているのですが、もっと大枠になると、これはもしかするとちゃんと考えなくてはいけないんではなかろうかと最近思っています。なぜなら、起きることには必ず理由があるからです・・・

むむ、来週から友人に合流するかそれともパリでのんびりしつづけるか・・・・と思いながら郵便受けをのぞくと、先日3件ばかり注文したDVD、イタリアの古典的なものと、フランスのコメディー、そしてもうひとつはフランスのものですが、ちょっときついかんじのもの・・・・夏休み真っ只中なのでいつ届くかわからないと思っていたら、今日郵便受けにひとつ入っていました。

ジャンークロード・ブリソーという監督の「ひめごと」という映画です。
タイトルも意味深ですが、これは性的な描写がかなりあるためにお子様はみられないものです。ただ、この映画はこちらの「カイエ・ド・シネマ」という映画評論の草分け的な存在である雑誌などからも絶賛されていて、フランスのちょっとした映画好きにも評価されている作品です。フランス人は、ことに映画に関してはどこの国よりもあなどれないことをいっているような気がします。

この作品は、フランスの庶民の娘2人がまずは自分達の女性としての「武器」とやらを使って会社で出世していくというストーリ。こういうことがどれだけあるかは知りませんが、かなりリアルに作られていて、この部分はかなり面白い・・・・。で、話が進むにつれ、この世での「力」の話になっていくというわけです・・・。オフィスの会話とか、人のやりとりなどかなりリアルにできています・・・・また、日本語ではどういう訳がついているか判らないけれども、主人公2人の会話からフランスの社会的な下と上の感覚がすごくよくわかるようになっています・・・。

ちなみに、この監督は、この映画の女優オーディションが原因で数名の女優からセクハラとして裁判にかけられて、有罪になっています。罰金と執行猶予がかなりついていたらしいです・・・ただ、この監督の性的要素が強いもの以外の作品をみても、かなりこの監督が人の本質にむかって誤解をおそれず、かなり不器用なまでにまっすぐ映画を撮っている姿勢に驚かれるかと思います。
ここでいう「不器用」というのは、監督自身の個人の弱みや痛みまで出てしまうという意味です。
映画好きにはヴァネッサ・パラディが凄い存在感をみせる「白い婚礼」(高校生と中年の教師の純愛)の監督としてもしられています。

この映画をみていて、日仏だけでなく、自分のまわりのいろんなご夫婦、そして自分がこちらの企業で仕事で「変だ」とおもったこと、そして最初は親切で信頼して仲良くしていたのに突然変なことをいわれてそれきり連絡をとらなくなった人などの顔が浮かんできました・・・。

裏切られたとか、そういうことでなくて、こちらで相手のことをよく解釈・・・というか自分なりに解釈していたために、最終的に失望したことが何度かあります。そういう人付き合いの中に、フランス人はあくまでも男女は男女にしかすぎないという大前提がありますが、これにはかなり失望させられています・・・確かに大切ですが、人間どうしという前提もあってもいいんじゃないかと、私は思っているからです・・・。それは、あくまでも私の考え、私の今まで周りにそういう考えの人がいたというだけかもしれない。

数年来、こちらでの親代わりのように信頼していた人で常に心配して何事にでも助けたいというかんじの方がいました。フランス人を知っていたようで、よく知らなかった私は、その親切を人類愛くらいに思っていました。(笑)しかし、その方の奥さんの凄い嫉妬や、周辺の男性の目、そしてある私の友人がその方をみて、「あんたのためなら、何でもするっていうかんじの人だね、あんな親切な人はいないよ・・・」と言っていたことをもっと、ちゃんと考えていれば、傷つかなかったでしょう・・・。
そう、そんなに親切心や友情のみで男性が女性に親切なことはないといいたかったのでしょう。

あるとき、絶対に失礼なことをいったりしないその人が、何を思ったのか、「君は本当にいきなりフランスに来てあんな大企業で重役の秘書をやってるなんて、信じられないねぇ、どうやってそんなポストについたのか、カウチ昇進?」といわれたことがありました・・・何をしてそういうことを言い始めたのかはしれませんが、心にないことはでてこないでしょう・・・それほどにしか見られていなかったのか・・・という侮蔑の念・・・「馬鹿にしている」という思いと共に、自分が男性として意識していない人に「人間として」とかいう信頼の念は持ってはいけないもんなんだと思って、悲しかったことがあります。

ここでいう「カウチ昇進」というか「ソファ昇進」というか、直訳するとこうなるんですが・・・すなわち女性が肉体を武器に企業でいいポストにつくことをフランスではこういいます・・・。

そこらへんを割り切って、自分の大切なところをがっちりとおさえながら、世の中を渡っていくという芸当はなかなか私にはできません。ただ、ご存知の通り世の東西を問わずこれは、珍しいことでもなく私に限って言えば、それまでは頑張りや根性、人柄や能力などで人と関わってこれたので、フランスで一番ショックだったのはこの部分だったのです・・・・。

例えば、私がフランスに来たときはもう30歳を過ぎていたのですが、みかけは20代半ばくらいにしか見えなかったらしい・・・若くみえるというのはいいことのようで、同時とても悔しい思いをしますので、なんともいえないですね、そういう思いをしている方も多いとおもいます。中でも印象的だったのは、ある50代のベテラン秘書の女性で長いブロンドヘアが自慢の方がいました。彼女はご自身もノルウェーとのハーフで、数ヶ国語を話してオープンな雰囲気で、とても異色の存在でした。よく私のオフィスに遊びに来て話していきました・・・。

当時長かった私の髪をなでながら、「いいわね、若くって・・・いいこと、いつまでもできるだけ長く、若くて、綺麗でかわいくしていなさい。私みたいになっちゃうとね、もう駄目よ。若い頃はそこらへんの秘書よりも綺麗でブロンドで有能でと・・・・引っ張りだこ、怖いものなどなかった。でも、もうこの年になっちゃ、駄目よ、使い捨てだから、いくらちやほやされても・・・・だから、長く会社で力をもつような上司にさぞかし可愛がられて権力の座に居続けるのよ・・・」と、とっても悲しそうな顔をして話していました。

秘書という仕事は、最近までは気がつかなかったけれど、ある程度年が若くて有能でちょっとハイカラな女性がよく「売れる」仕事。
中にはベテランできちんとした仕事をしている方も一杯います、勿論。
でも8割以上が消耗品みたいなもんです。この映画はちょっと、簡単に描きすぎているものの、そういうことを思い出しました・・・・現に、私の一切知らないところで、私のせいでポストを追われたという秘書が私に嫌がらせをしたり、泣いて方々にいろんな悪口をいったりとその余波で誤解をうけたことが何度かありました・・・それにいちいち、誤解をとこうとまともに取り合って話したりしていた私はおばかさんでしたね・・・・彼女達も私も「力」の世界の単なる駒にすぎなかったというのに。

個人的には一生懸命、経験をつんで評価されるようになればなるほど、社会で自分の場所や喜びを見出せなくなってきていることは確かです。私の友人の口癖「人生はこんなもんさ」これがないとやるせないのがフランスの生活なのかもしれません。そういう普通(?)の生活の反対側にあるものを結構、リアルにドラマ仕立てにしたのがこの映画といえるかもしれませんね・・・。日本で「庶民」というともっとほのぼのとした温かいイメージがあるけれど、外では違います・・・フランスでいろんな人と話したりして思うのはまさにこれ・・・力の世界、場合によってはそれに踏みくだかれるのが庶民ということ・・・とんとんと、利用できるものが回ってきたらそれに乗って、苦労するところからは無縁で生きる・・・こういう風に生きる人も結構みています・・・ただ、人生の深みにかけるというか、もっと自分の本質を大切にするものをその中でみつけていかないといけないんじゃないかと、思っています。

力関係がかなり生々しいので、日本人がイメージするフランスというのとは現実はかなり違います。

性的描写に「のまれないで」、この作品をみていただきたいと思います。
どちらかというと、イメージに反して女性にみていただきたい映画だと思いますよ。
でも、性なしには人間の人生というのもありえないっていうことなんでしょうけど、性にはやはり愛がつれだっているべきですね・・・、やっぱり。私の簡単な結論でした。

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