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なんかその都度「?」と感じた一見関連性のない細かいことが最終的に大きな像を結ぶ。そんな観点から幸せを実現していきたいという気持ちからはじめたサイト。よろしくお願いします。

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2009年9月4日 Cathedrale d’Imagesのピカソ展

今年2009年2月25日から、来年は2010年1月3日まで、フランスのボー・ドゥ・プロヴァンスにあるカテドラル・ディマージュ(Cathedrale D’Images)で素晴らしいピカソの展示が開かれています。



昨年8月の記事でご紹介したときは(2008年9月の欄の8月31日の記事)、ゴッホの展示で、それもまた素晴らしかったのですが、今回のピカソはそれに増して非常にダイナミックで、「感動!」してでてきました。こちらは室内、年中16度という低温のため、去年の寒さに懲りて真夏の装いの上にニットを用意して出かけました・・・それでも寒かったのですが、寒さに耐えに耐え、2まわりも展示をみてしまいました。(笑)

ここでの展示は通常の展覧会とは違い、オーディオヴィジュアルの設備を駆使して、壁や天井に直接映写した巨大なイメージと音響で織り成す、体験型展覧会・・・というかんじのものです。

このたび、ジャンフランコ・イアヌーツィ氏(Gianfranco Iannuzzi)の手により実現したこの展示、ピカソがとてつもないエネルギーをもっていたアーチストだったのだと思い知らされました・・・・ 。とにかく、死ぬまで仕事をしつづけた男、自分の人生を公私ともにエネルギッシュに生き抜いたスペイン人・・・。人間として生まれて、人間として生きた超人、でも本当はスタイルとしてはシンプルな生き方だったのかもしれない・・・な〜んておもうほど力強い存在感。

このカテドラルは、巨大な石切り場のようなかんじで、この地域独特の美しいさらりとした白い石肌をくりぬいて作ったスペース。高〜い天井。そしてあるときは壁、天井、床までアーチストの様々な作品がスライドで同時に映し出されます。そして、音楽・・・中にいる人は唖然として、ピカソの世界に飲み込まれていきます。

まずは、最初の妻オルガからはじまり、マリー・テレーズ、ドラ、フランソワーズ、ジャクリーヌと彼の人生でそれぞれの季節を彩った女性達の姿が、スペース一杯に、日本でも人気のGotan Projectの曲に載って映し出されます。この展示をてがけたジャンフランコ・イアヌーツィ氏によると、ピカソは「見えるものを書くのではなく考えたものをかく」と言っていたそうですが、すなわち自分にはこうみえるというものを描くんだということなんでしょう。彼の描いた愛する女性達をみているとその都度、彼は彼女達を本当に愛していたんだろうなぁとおもったりします。それと同時に、連れそうということはただ互いに傍にいて生きていくことでもあるのだなぁ、と矛盾したことを感じてしまいました。

愛し合う男と女というのは(よくわからないけど)、この2つが交差しているのが日常なのかもしれませんね・・・・。

本当に美し〜い「青の時代」、大道芸人などを描いた「ばら色の時代」、かの有名な「アヴィニヨンの娘達」からはじまるアフリカ芸術の時代、キュビズムの時代、そして突然、ショスタコヴィッチの弦楽四重奏Cマイナー110番と共にショッキングにはじまった「ゲルニカ」からの映像の数々・・・、まるで身も心もひきさかれるかのような戦争という場にみる狂気のおそろしさ・・・・「ゲルニカ」の映像の後には(おそらくはカタルーニャ地方のものと思われる)戦争が破壊した街の写真が映し出されます。ときには、健やかなガイヤの恵みや生命力をかんじるようなネオクラシックの時代の作品、一斉に出てくると混乱してしまいそうなシュールレアリスムの時代、そして晩年の無邪気な童心にかえったかのようなのびのびとした命の歌のような作品・・・・なんという密度の濃い人生、なんという多彩な人生、でも彼はただ仕事をしてパンを食べワインを飲み、女を愛したという人生・・・自分でいうように、労働者のように働きぬいた人生。

ビゼーのカルメン(「Les tringles des sitres titanient」)が大音響でかかったときにはもう、なんともいえない感動で涙がでそうになりました。(笑)魂が喜んでいるというのはこういうことなんでしょうね、きっと。

ちなみに、展示は年代順という構成ではなく、あくまでも展示自体がひとつの作品として見るものへ迫ってくるような、そんなつくりになっていました。

音楽のセレクションがこれまた素晴らしくて、ピカソの存在感と共に感動の嵐が私の心に吹き荒れたひとときでした。



曲目(アーチスト名)をこちらにご紹介します:

Amor Porteno - (Gotan Project)
Adagio Sonata #10 op.96 (Beethoven)
White −  (Miles Davis)
Quartetto #8 in C min. op.110(Shostakovich)
Gymnopedie #3 (Satie)
Carmen (Bizet)
Scenes de Ballet op52 (Glazunov)
The season op 67, printemps (Glazunov)
Concerto in C min. RV401 per cello (Vivaldi)
Alegrias (Paco de Lucia)
The Godfather Part III (Nino Rota)
Otto e mezzo - 8 1/2 (Nino Rota)



まだ時間がありますので、可能な方は是非是非!訪れてみてください。
忘れられない展覧会となるとおもいます。
DVDやCDも販売していました。(ただ、DVDではあの迫力は味わえないけれど)

詳しくはhttp://www.cathedrale-images.com (仏・英)まで。

それにしても、ニーノ・ロータもやはりいいですねぇ・・・(笑)

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2009年9月3日 フリゴレ修道院

プロヴァンス地方にはまだまだ、訪れたい修道院があります。
観光というよりは、場所が好きなので行くというのに、フリゴレの修道院があります。
*ここについては、2008年12月27日(左側は2008年1月の欄に入っています)にも記事があります。

ここは、マイヤンヌ村とタラスコンの間にあり、モンタニエットと呼ばれる小さな山のようなところにあります。この修道院の歴史は12世紀に遡りますが、現在みまれる大きな建物はフランス第二帝政期(1852−1870)のもので、聖堂内部中央部の装飾は、全体が油性絵の具による壁画で覆われているという見事なものです。実はパリのシテ島にある、ステンドグラスで有名なゴシック教会、サント・シャペル(Sainte Chapelle)をモデルにしたものだったそうです。

ここはプレモントレ(PREMONTRES)という修道会の一派の修道院で、現在も修道士の方が規律にもとづいた生活をしていますが、とても和やかで和気藹々としたかんじです。実際に宿坊のようなかんじ(?)で、こちらに宿泊もできます。

今回は、ありがたくも、奥のマリア様のお姿をカメラ越しに拝見。


お気に入りの聖人はどれでしょう?
というかんじで、フランスでもことのほか愛されている聖人の像が綺麗にならべられています。


帰りは全開と同様、有名なゴーシェ神父のリキュールと、ハーヴ製品やお菓子を半年分まとめて買って帰りました。

自分の気に入るところというのは、おそらく土地が自分を迎え入れてくれているというところなのでしょう、ありがたくご好意に感謝してにこにこ顔でくつろぐことで、土地とのよい縁を結びます。

自分と相性のよい土地をみつけに、ヨーロッパの小さな街をめぐるのもよいかもしれません。
「世界遺産」の散歩道 ヨーロッパの小さな街へ Best Selection 99「世界遺産」の散歩道 ヨーロッパの小さな街へ Best Selection 99
(2005/06/14)
今 公三

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