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2009年1月10日 パリのバーゲンで思うこと

パリはマイナス10度近くに冷え込む時間帯が出るほどの、寒さ。
ここ数年、これほどの寒さは記憶していないというほどの寒い冬となっています。

とはいえ昨日から日差しも明るく、先週の水曜日から冬のセールがはじまっているので、今週はデパートめぐりで人につかれています(笑)。普段は30%引きの高級店が50%オフになっていたらしく、久しぶりに私も大好きなイタリアブランドのバックを頂きました、寒さを吹き飛ばす嬉しさ(笑)です。

フランスでは社会不安、雇用不安で一層、お財布の紐がゆるまないといわれていますが、普段から信頼や人気のあるブランドでは飛ぶようにものがうれているようにおみうけします・・・・某イタリアの靴底が呼吸するという特許で有名なお店では、2軒ほどまわりましたが人で溢れていました。実は私も日常に履く靴はこちらのお店の靴を愛用しています。品質もきちんとしていて、デザインも選べばなかなかお洒落なものがありますし、なにより足が痛まず、快適で、価格も定価でもリーズナブルなのです。いいものをリーズナブルに提供するというのは、簡単なようで難しいのですが、今のところこのブランドはこの姿勢を維持したかんじでいるようです・・・・。サイズがあるうちに3足、通勤と普段用に買いました。

一方、一世風靡した「なんとなく高級」な商品の勢いは一般的に鈍っている模様。はっきりいって、今までが高すぎたという気がしていました、ずっとずっと長いこと。品質やサービスは落ちるのになぜこんなに高いのか?というかんじ。そういったものは勢いがなくなってきています。また、逆に品質もよく価格も高いけれど、超高級のランクに乗り切れないものは淘汰されているのが、バーゲン時期には顕著になってきます・・・

そんな中、念願のバッグをプレゼントしてくれた友人に、彼のお気に入りの某ペンや万年筆で有名なブランドの小物をお返しに買いに行きました。このブランドはセールをしません。ほぼ全部貴金属扱いというかんじで、それでもいついってもお店には人がいます。何度かこのお店に足を運んでいますが、来ているお客さんは半分以上が外国人・・・免税扱いになるからでしょう。値引きなしなのに、入ったお客さんは欲しいものを出してもらって買って帰るか、何か買うか予約をしていくか、品切れの場合は他店を紹介してもらってでていきます・・・やはり男性にとっては使い心地がよく、また気分のよいものなんでしょう。ブランドの力っていうのをかんじました・・・・これなら高いお金を払ってブランドものの高品質のものを買ったという満足感があります。買うときにちゃんとしたものを買うという気がするからです。私も自分用に、そのうち何か新調したいなぁと思いはじめました。

さて、時勢に左右されずに職人というか本物志向をつらぬきながらかつ、高級ものとして一般に認知されつづけるには、どういう秘訣があるのだろう?と考えてしまいました。

そのひとつの例が、私のお気に入りのチョコレート屋さん、知る人ぞ知るこのお店です。



ガイドブックにも載っているのでご存知の方も多いでしょう。
この由緒あるチョコレート屋さんはフランス王家ご用達という由緒正しきチョコレート屋さんで、もともとルイ16世の薬剤師を務めていた人が19世紀はじめにはじめたお店だそうです。あのナポレオンの建築家が建てたというのがこの本店。バルザックやプルーストなどの著名人も好物だったというこちらのチョコレート、たくさん食べても胃にもたれない・・・(なんという言い方か?)、優しい上品な味です。世界の由緒あるといわれるチョコレート、個人的にはこの15年ほどで味が落ちたとおもいますが、このチョコレートを食べて、まだまだ世の中捨てたもんじゃない、と安心してしまったほどのお味です。

ここ数年、捨てるばかりだった洋服も、今年は久しぶりにお気に入りのブランドで数点、ゲットしました・・・知らず知らずにクローゼットの中がぐるりと入れ替わるかんじになりました。それにしても、このブランドもなかなか強気で、3割以上落とさない・・・・パリが超冷え込んだ初日と翌日に行きましたが、店内はなかなかの人手で、お目当てのコートは一番こちらで出るサイズということもあり、すでになかなかみつかりませんでした・・・・人気商品は一般的なサイズはセール前に大方売れてしまう、このブランドもかなり強い力をもっていると思いました・・・。

せいぜい、社会見学、もしくはいいものがあったらという運試し感覚で、時間が許せばこれから1月つづくというセール見学(?)をしてみようかなぁと思っています。

店によってはびっくりするくらい安い価格のものが人混みにもかかわらずそれほど売れなかったり、店によっては価格を気にせずに品物が欲しくて来るというお客が常にいたりして・・・世の中の二極化が進んでいるというけれど、本当そうだとおもいました。

人混みにむやみにいくのは疲れるし、危険だったりすると思いますが、それでもたまに人混みにもまれることでいろんなことが見えてくるもんです(笑)。安かろう高かろうというより、それを超えたところに物を買うということの意味があるような気がしています。

お買い物を終えて、今日はゆっくり、お気に入りの紅茶をのみながら好きな音楽をきいて午後を過ごすことにします。

みなさんも、よい冬のお買い物を!

ボサノヴァ・デュエッツボサノヴァ・デュエッツ
(2002/02/06)
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