今日のパリはヒンヤリめの晴れ。
朝市は人手こそ少なかったけれど、すいすいと気持ちよく買い物もできて、会う人々もとても優しいのでなおのこと気分がいい。
この絵はフェルナン・レジェ(Fernand Leger)の作品。
以前はなんともおもわかなったのに、最近結構、嫌いではないかなぁというものになってきた。
いや、仮に大金が突然入ったので絵を買おうということになったら、これは買わないでしょう・・・
趣味の問題ですけどね。(笑)

ところで、この三人の関係はいったいどういうもんでしょうか?
最初は夫婦とその子供かな?と思ったけれど、子供と父親にしてはあまり年齢に差がないような気もするし・・・・、この人の絵って、描かれている人にドラマとか情感とかあんまりもたせないところが非常に面白いんだけれど・・・。
個人的には、なんだかこの人の使う色って、イギリスのモダンインテリアとかカナダ、あるいは北欧のインテリア雑誌にでてくるような、西洋でも北のほうの人が好む生活の色彩っていうイメージが勝手にあります。フランスでも北のノルマンディー出身だそうですから、まぁ、そうなるのもわかるような気がします。なんか、この人の絵って家具っぽい(などといったら怒られるだろうか・・)んですよね。
なんか、イケヤのカタログにでてきそうな色調だとおもいませんか?
と、考えていてあることを思い出しました。
仕事で一時期、私はカナダ人(ブリティッシュ・カナディアン)らと仕事をしていたことがあった際、カナダ人は実用主義なんだけれども真面目で落ち着いた印象があり、私の上司に当たる人が素敵だったせいか、イタリア、ブラジル、フランス、スペインとラテン系びいきだった私は目から鱗が落ちる思いでした。それを当時、親しくしていたブラジル人の友人で仕事柄世界を飛び回っているような人に話すと、「真面目だけど、彼ら一緒にいてもつまんないじゃない、カナダ人って、仕事でもさ、退屈するよ」と一言でバッサリと言い捨てたことを思い出します(ちなみに、かなりおっちょこちょいだけど、知的レベルの高い人でしたが・・・)。イタリアのショッピングで新調したという、ピンクと白とオレンジのビキニパン姿でウインクする彼の熱いまなざしをみつめがら、なるほど、そういわれてみれば、そうだねというかんじでした。(笑)
何をかいわんや・・・良くも悪くも、色気がないんですね、この絵。
しかし、そこをまたひとつ踏み込んでみてみるのも面白いかも。
人気のある作家でしょうから。
レジェはれっきとしたフランス人なのですが、なんかフランス国外の美術館で目にすることが多いような気がします。独特の画風ですが、画家になるまえに製図を描いていたというから、なるほどなぁと思ってしまいますね、なんだか。
一方、若いときにはシャガールらとモンパルナスで寝食を共にしたりしてたそうです。(シャガールはいくつになっても若々しいというか、しゃれっ気のある男性というかんじがしてますが・・・大好きな画家の一人ですけども・・・)また、有名になってからはかの大建築家、コルビジェとも親交があったらしいです。ふむふむ。
いずれにしても20世紀はじめから半ばにかけて活躍したということで、パリの「秋の展覧会」といわれる美術展でいろいろな作家と影響を与え合った一人です。この展覧会、今でも健在ですけど、ある意味彼が活躍したころは伝説的な時代みたいです。

この絵の説明がきのところに、この絵には読書というタイトルがあるが、描かれている2人の人物の視線が本にあるわけでもなく、互いにあるわけでもなく、言ってみればカメラ目線、とても奇妙だというようなことが書いてありました。レジェという作家は、静物も人間をも同じように描くのだそうで、人も絵を構成する一要素として捉え、そこに感情的なものを入れないという特徴があるそうです。
そういわれてみれば、そうですね。
私などはこの絵をみたとき、張子のトラを思い出してしまいました。
似てますよね(笑)。
私はモダンダンスというかバレエが実は好きらしいのですが、あぁいうのみてると、人間の動物としての美しさとモノというか物体としての美しさと両方感じることができるからです。クラシックバレエですと、あの鍛え上げられた身体、その裏にある精神力というか、身体自体のもつ緊張感もさることながら、やっぱりふわふわとしたファンタジーの世界、なんというかヨーロッパが練りに練り上げた洗練みたいなものを鑑賞できる・・・でも、モダンバレエとか、ダンスっていうと、表現方法はいろいろで、それこそ玉石混合といえばそうなのだけれど、もっと肉体をかんじて、モノとしての人間というのも鑑賞できたりするから逆にすごくリアルに精神的なものを感じることができるような気がします。
まだ、この絵の魅力については掘り下げていくことができそうですね。
でも、やっぱり、果物のようなジューシーさ、おおらかな色気やほとばしる情熱っていうんじゃないなぁ・・・。この絵がお好きな人がいたら、お話をうかがってみたい。なんか違う切り口がみえてくるかも。
嫌いじゃないけど、情熱がもてないっていうかんじの絵、でもなんか気になる。
今日のお昼はよいジャガイモが入手できたので、これを新鮮なシブレットと甘〜いトマトでサラダにしてみようとおもいます。種から身がほぐれてはがしやすくなったマンゴーをスターターにして。それともいんげんの胡麻和えにパスタ風に蕎麦をからめて(生のインゲンの出物があったらおためしください)頂くのもかなりイケテマス。
こうしてみると、「色気と食い気」、やっぱりあると人生が楽しく豊かになりますが、それが欲にかわり、囚われるととんでもないことになってしまう・・・。
なくてもこまるけど、それを生きがいにしたらいけないってことでしょうね。
例えば、ダリの絵は恐ろしく魅力的ですが、個人的には家にかざろうとは思わない。
レジェの絵飾ったら、なんかそれはそれで楽しく暮らせそうな気もする。
う〜ん、でも、仮に大金を手にすることができたら、ピカソやマチスが欲しいなぁ。
ささやかな夢です。(笑)
そう考えてみると、どう住まうかって、どう生きているかのあらわれ、どう食べて、寝て、着てってこと、でもその前に何を「目にしているか」ってことも基本ですからね、そんなこと考えてみるのも面白いかも。
今、指輪物語というの今日は2巻・3巻目をみましたが、一番怖いのは「欲」ですね、本当。
人間の求めがちな幸せと陥りやすい罠は背中合わせっていうかんじがします。
やすきに流れるなっていうことなんでしょうね、視野を広げてみれば大抵はなんとかなりそうです、縦横に・・・そうすると、この映画をみて変なことにも気がつくでしょう。
それにしても、よくできた映画だこと。
これは「アルケミスト」で有名なブラジルの小説家、パウロ・コエーリョの作品。
肉体的なのに、スピリチュアルな彼ら。
私は怖いものがこれでもかと一杯あるブラジルに行くと、何故か怖いものがなくなります。
ポルトガル語を話しても、何故か私はスペインを強くかんじます、彼らといると。
また、インディオの美しい魂というのもよくみかけます。
配色
色彩心理学から言うと都会的なんだそうですが、私の好きな配色です。
この配色のスカートを去年買いました。
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